懸垂スタンドと鉄棒型はどちらがいい?両方1年以上使って鉄棒型にした理由

懸垂スタンドと鉄棒型の懸垂器具を比べたイラスト
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懸垂スタンドと、鉄棒型の懸垂器具。家で懸垂を始めるとき、どちらを買うか迷う人は多いと思います。

わたしは両方を1年以上使いました。2023年11月に懸垂スタンドを買って約1年半使い、2025年6月からは鉄棒型を使っています。

結論から言うと、わたしは最初から鉄棒型を買えばよかったと思っています。この記事では、そう考える5つの理由と、買う前に確認しておきたい2つのことをまとめます。

わたしが使った2台

初めての1台を選ぶとき、わたしは「ディップスも腕立て伏せもできる懸垂スタンドのほうが、最初の1台にふさわしい」と考えていました。同じように考える人は多いはずです。ただ、両方を使ってみると、懸垂の練習に集中するなら鉄棒型のほうが合っていました。

懸垂スタンド鉄棒型
商品STEADY マルチ懸垂マシン(ST115)WASAI BS312-X
使った期間2023年11月〜2025年6月(約1年半)2025年6月〜(1年3か月)
バーの高さ約186〜207cm約140〜210cm(9段階)
土台の大きさ(奥行×幅)約95×57cm約120×101cm
耐荷重150kg150kg
ディップス・腕立て伏せできるできない
価格(Amazon・2026年10月時点)14,990円13,980円

※価格は変わることがあります。購入前に商品ページで確認してください。

鉄棒型にして良かった5つのこと

① 腰回りと足元に、ぶつかるものがない

鉄棒型には、バーの下に支柱や横に張り出した棒がありません。

懸垂は、頑張るほど体が揺れます。始めたばかりのころは特にそうです。腰回りに何かあると、揺れた体が触れてしまいます。触れると「今の1回は、自分の力だけで上がったのだろうか」と気になってしまいます。わたしは動作中に何かに触れるのが、どうしても嫌でした。

着地も同じです。限界まで頑張ったあとの着地で、足元の少しずれたところに棒があると怖いものです。鉄棒型は足元に何もないので、着地をまったく気にしなくてよくなります。

鉄棒型の懸垂器具の土台を上から見た様子。バーの下と足元には何もない
バーの下と足元には何もありません(上から撮影)

② 懸垂をしない日も、前腕や体幹を鍛えられる

懸垂は、毎日できる種目ではありません。鉄棒型なら、懸垂をしない日も同じバーを使い続けられます。

足元に何もないので、ハンギングニーレイズやハンギングレッグレイズ(ぶら下がったまま、ひざや脚を上げる種目)ができます。ぶら下がっている間は前腕が、ひざや脚を上げるときは体幹が鍛えられます。どちらも懸垂に必要な力です。

懸垂をしない日に、懸垂に必要なほかの筋力を伸ばせる。鉄棒を広く活用できるのは、大きな利点です。

③ 手幅を自由に決められる

鉄棒型はバーが1本につながっているので、手幅を好きな位置に決められます。たとえば、最初は肩幅でやっていて、少しできるようになったら握り半分だけ広げる、といった細かい調整ができます。

懸垂スタンドはバーが途中で分かれているので、手幅を広げていくと、途中で継ぎ目をまたぐことになります。

一方で、鉄棒型ではパラレルグリップ(手のひらを向かい合わせにする握り方)はできません。わたしはパラレルグリップにこだわりがなかったので困っていませんが、やりたい人は吊り輪を足せば対応できます。吊り輪は鉄棒型との相性が良く、低く下げればいろいろな種目に使えます。

鉄棒型の懸垂器具のバーに吊り輪を掛けた様子
バーに吊り輪を掛けると、パラレルグリップの種目もできます

④ バーが少し太く、手が痛くなりにくい

鉄棒型のバーの太さは32〜34mmほどです。わたしの感覚では、懸垂スタンドや公園の鉄棒より少し太く感じます。

細いバーは手に食い込みますが、少し太いと食い込みにくくなります。わたしは鉄棒型にしてから、手の痛みがかなり減りました。懸垂スタンドのころはバーにタオルを巻いていましたが、今は素手で練習しています。

ただし、鉄棒型に替えた時期と、思い切って素手に切り替えた時期が重なっているので、太さだけの効果とは言い切れません。手の痛みに悩んでいる人は、懸垂で手が痛い原因と治し方と、パワーグリップの選び方と使い方も参考にしてください。

⑤ 部屋になじむデザイン

これは好みの話です。懸垂スタンドは、ディップス用のバーなどが横に張り出していて、木の枝のような形をしています。鉄棒型には張り出すものがないので、四角い部屋や窓にもなじみます。

わたしはこのデザインが気に入っていて、目に入るたびに「やりたいな」という気持ちになります。

自宅に置いた鉄棒型の懸垂器具を正面から見た様子
わたしの部屋に置いているWASAI BS312-X。張り出すものがなく、部屋になじみます

買う前に確認したい2つのこと

① 懸垂スタンドより、床を広く使う

鉄棒型は土台が大きく、WASAI BS312-Xの土台は約120cm×101cmです。わたしが使っていた懸垂スタンド(約95cm×57cm)と比べると、床の面積は2倍以上になります。その分、土台が前後に長く取られていて、揺れにくい作りです。

② 家でのマッスルアップには向かない

わたしが鉄棒型を買った理由の1つは、家でマッスルアップの練習をしたかったからです。見た目はいかにもできそうです。

実際にやってみると、反動を使う動きでは器具が大きく揺れました。公園なら反動ありで連続3回ほどできるわたしでも、家ではうまくいきませんでした。

マッスルアップは公園で練習するのがおすすめです。反動なしでできるようになってからなら、鉄棒型でもできるかもしれません。

懸垂スタンドのほうが合う人

次のような人には、懸垂スタンドのほうが合います。

  • 器具をできるだけ小さくしたい人:土台は懸垂スタンドのほうが小さく、置きやすいです。
  • ディップスも同じ器具でやりたい人:懸垂スタンドにはディップス用のバーが付いています。

なお、わたしはディップスを、別のディップススタンド(STEADY ST126)でやっています。

わたしが使っている鉄棒型の、サイズや組み立て、1年以上使った状態などのくわしい情報は、WASAIの鉄棒型「BS312-X」のレビューにまとめています。

まとめ

鉄棒型にして良かったのは、次の5つです。

  • 腰回りと足元に、ぶつかるものがない
  • 懸垂をしない日も、前腕や体幹を鍛えられる
  • 手幅を自由に決められる(パラレルグリップは吊り輪で補える)
  • バーが少し太く、手が痛くなりにくい
  • 部屋になじむデザイン

買う前には、懸垂スタンドより床を広く使うことと、家でのマッスルアップには向かないことを確認してください。

懸垂の練習に集中したいなら、わたしは鉄棒型をおすすめします。わたしが使っているのは、次の商品です。

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