懸垂0回から1回を達成する練習法!初心者がまずやるべきロードマップ【完全保存版】

  • 「懸垂1回を達成するまでのトレーングの全体像が分からない」
  • 「今のトレーニングが本当に正しいか不安」
  • 「懸垂1回に挑戦する目安がわからない」

懸垂達成に向けたトレーニングは数多く存在しています。 しかし、数多くあるからこそ、「どのトレーニング」を「どの順番」で「どの程度」行うべきか迷ってしまいます。 もし誤ったトレーニングや手順を選んでしまえば、せっかくの努力も空回りし、懸垂達成が遠のいてしまう可能性すらあります。

この記事では、懸垂0回から1回を達成するためのロードマップを説明します。 デッドハングで「土台」を構築するところから、ネガティブ・プルアップによる「実践筋力」の養成まで、やるべきトレーニングを整理し体系化しました。

この記事を読めば、「今、何をすればいいか」が明確になり、最短距離で懸垂達成へと近づくことができます。 闇雲な努力で時間を無駄にするのはもう終わりです。

SUZUKI20
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懸垂は、才能ではなく「技術」と「手順」で攻略できます。 自分の力で重力に打ち勝ち、あごがバーを越える「あの瞬間」を目指して、一緒にトレーニングを始めましょう。

懸垂0から1回を達成するロードマップの全体像

まずは、懸垂0回から1回を達成するまでの全体像を確認しましょう。懸垂達成までの道のりは、大きく以下の6つのステップに分かれています。

  1. デッドハング:懸垂を行うための「土台」を構築する
  2. スキャプラ・プルアップ:懸垂の初動の「感覚」を取得する
  3. インバーテッド・ロウ:引くための「基礎出力」を強化する
  4. トップホールド:最後まで「引き切る力」を養成する
  5. チューブアシスト・プルアップ:懸垂の「軌道」を確認する
  6. ネガティブ・プルアップ:懸垂の「実践筋力」を養成する

重要なのは、これら6つを「積み上げ方式」で行うことです。

各ステップにはクリア基準を設けていますが、基準を超えてもその種目は終わりではありません。「ウォーミングアップ」や「サブ種目」として継続しつつ、次のステップを「メイン種目」として行います。 つまり、段階が進むにつれて、複数のトレーニングを並行して行う形になります。

それでは、各ステップの具体的なやり方と、クリア基準を確認していきましょう。

1.デッドハング:懸垂を行うための「土台」を構築する

すべての始まりは、このデッドハング(ぶら下がり)からです。 まずは自重を支え続ける「握力」と「肩の安定性」という強固な土台を築きましょう。ここが弱ければ、スタートラインに立つことすらできません。

「たかがぶら下がり」と油断しないでください。これは初心者の通過点ではなく、上級者になっても不可欠な「一生モノのトレーニング」です。 1回の懸垂を成功させるのも、10回、20回と記録を伸ばすのも、すべてはこの動作の安定感にかかっています。極めて重要なこのステップに、まずは全力で向き合ってください。

デッドハングのやり方とクリア基準

最初は1秒でも問題ありません。1秒ずつ積み上げていき、まずは30秒、最終的には60秒ぶら下がれるようになるまで継続しましょう。

【やり方】

  1. バーを握る
    • 肩幅か、それより少し広めで握ります。
    • 基本は順手(手の甲を自分に向ける)ですが、逆手でも構いません。
    • 親指をバーに回す(サムアラウンドグリップ)と握力が安定します。
    • ⚠️手が痛い場合は無理をせず、タオルを巻くかパワーグリップを活用してください。
  2. 足を浮かせて脱力する
    • 足を地面から離し、腕と肩の力を抜いてぶら下がります。
    • 足はプラプラさせず、両足を揃えるか、膝を曲げて後ろでクロスさせます。
  3. 姿勢を保つ
    • 目線はまっすぐ前を見ます。
    • 呼吸を止めず、自然な呼吸を続けます。

【✅ クリア基準】

足を離した状態で30秒間ぶら下がり続ける。

SUZUKI20
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クリア後は、60秒を目指して継続し、日々のウォーミングアップとして定着させましょう。

より詳細にやり方を説明しています。ぜひ確認してください。

デッドハングができない場合は足つきぶら下がりから始める

体重が重い方や、いきなりぶら下がるのが怖い方は、無理せず「足つき」から始めてください。

【やり方】

  1. 肩幅か、それより少し広めで握ります。
  2. バーの真下にしゃがみ込みます。
  3. 腕がピンと伸び切る位置まで、膝をゆっくり曲げて腰を落とします。
  4. 足裏を地面につけたまま、腕にかかる体重の割合を徐々に増やしていきます。
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慣れてきたら、通常のデッドハングに挑戦しましょう。

2.スキャプラ・プルアップ:懸垂の初動の「感覚」を取得する

デッドハングが30秒できるようになったら、次はスキャプラプルアップで懸垂の初動の「感覚」を取得します。

懸垂を行うためには、腕ではなく「背中の筋肉」で引く感覚が極めて重要です。 この種目は、懸垂ができるようになった後も必須のウォーミングアップとなり、美しいフォームを作るための基礎でもあります。デッドハングと同様、「一生行うトレーニング」と認識して取り組みましょう。

スキャプラ・プルアップのやり方とクリア基準

最初は数センチ、あるいは数ミリ動くだけでも構いません。可動域よりも「正しい筋肉が動いているか」を意識し、徐々に大きく動かせるようにしていきます。

【やり方】

  1. デッドハングの状態を作る
    • 全身をリラックスさせますが、肘は完全に伸ばしておきます。
  2. 肩を下げる
    • 肘は絶対に伸ばしたまま、肩をグッと下げて、耳と肩の距離を遠ざけます。
      • 「亀が首を長く伸ばす」ようなイメージです。
    • 胸を張る
      • 肩を下げると同時に、胸を少しだけ天井に向けるように張ると、背中が収縮しやすくなります。

【✅ クリア基準】

肘を曲げずに、スムーズに「5回」行う。

SUZUKI20
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クリア後も、トレーニング前の準備運動として必ず行いましょう。

より詳細にやり方を説明しています。ぜひ確認してください。

スキャプラ・プルアップの感覚が掴めないときは?

日常生活で「肩甲骨を下げる(下制)」という動きをすることは滅多にありません。そのため、いきなりぶら下がって行うのが難しい場合は、地面で動きの練習をしましょう。

【その場で「エア」練習 】

  1. 立ったまま(椅子に座って)両手をバンザイします。
  2. 肩をすくめる: 肩と耳をくっつけるように、思い切り肩を上げます。
  3. 肩を下ろす: その位置から、ストンと肩を落とし、さらに下へグーッと押し込みます(耳と肩を遠ざける)。
    • ※この「下へ押し込む」感覚がスキャプラプルアップの正体です。

【壁を使った練習】 壁に手をつくことで、少し負荷をかけて練習できます。

  1. 壁の前に立ち、両手を高い位置(バンザイの状態)で壁につけます。
    • 足先やお腹が壁につくように立ちます
  2. 肘を伸ばしたまま、手のひらで壁につきます。
    • なるべく高い位置に手をつけてください
    • かかとは上げない
  3. 肘を伸ばしたまま、手のひらの位置を下げます。
    • 「脇の下」に力が入る感覚があれば正解です
SUZUKI20
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この感覚が掴めたら、再び鉄棒にぶら下がって試してみましょう。

3.インバーテッド・ロウ:引くための「基礎出力」を強化する

通称「斜め懸垂」です。足をつくことで負荷を分散させ、背中で引く筋力の基礎を作ります。 いくら「土台」や「感覚」があっても、単純に身体を持ち上げるための「エンジンの出力(パワー)」が不足していては、懸垂は達成できません。

インバーテッド・ロウのやり方とクリア基準

【やり方】

  1. セットアップ
    • 腰~胸の高さの低いバー(または公園の鉄棒)の下に潜り込みます。
    • 肩幅より少し広めにバーを握ります。
  2. 姿勢を作る
    • かかとを地面につけ、頭から足先まで身体を一直線(プランクの状態)にします。
    • お尻が落ちたり、腰が反ったりしないように注意しましょう。
  3. 引く
    • 肩甲骨を寄せながら、胸がバーに触れるまで引き寄せます。
    • 戻すときも力を抜かず、コントロールして元の位置へ戻ります。

【✅ クリア基準】

  • 身体の角度45度で「10回 」
SUZUKI20
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クリア後も、さらに角度を深く(平行に近く)して継続して行いましょう。

インバーテッド・ロウは垂直に近い角度から始める

筋力に自信がない場合は、無理に低い鉄棒を使う必要はありません。 最初は高い鉄棒を使い、ほぼ立ち姿勢(垂直に近い角度)から始めましょう。そこから徐々に足を前に出して角度をつけていきます。

角度よりも「可動域」が大切です。常に「胸をバーにぶつける(タッチする)」イメージで行ってください。

4.トップホールド:最後まで「引き切る力」を養成する

懸垂で多くの人が直面する壁、それは「途中までは上がれるけれど、最後の一押しで顎がバーを超えない」という現象です。 トップホールドは、この「フィニッシュポジション(一番上の状態)」の筋力をピンポイントで強化し、懸垂を完遂させる力(引き切る力)を養います。

【⚠️ 行う前の重要な注意点】

怪我を防ぐため、以下の2点は絶対に禁止です。

  1. ジャンプして飛びつくのは禁止
    • 勢いよくバーに飛びつくと、肩や手首を痛める原因になります。
  2. 限界が来て「ドスン!」と落ちることは禁止
    • 急に脱力すると、肩関節に強烈な負荷がかかり非常に危険です。足をつく瞬間までコントロールしてください。

トップホールドのやり方とクリア基準

【やり方】

  1. トップポジションを作る
    • 必ず台を使うか、足が届く低い鉄棒を使用します。
    • あごがバーの上に出る位置まで身体を持ち上げます。
  2. 静止して耐える
    • その位置でピタッと止まり、全身に力を入れます。
    • 脇をギュッと締め(肘を脇腹に寄せるイメージ)、背中の収縮を感じます。
  3. 呼吸と着地
    • 呼吸は止めず、短く吐きながら耐えます。
    • 限界が来る手前、フォームが崩れそうになったら、ゆっくりと足を着いて終了します。

【✅ クリア基準】

正しいフォームで「10秒間」キープする

SUZUKI20
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余裕ができたら、セット数を増やしたり、少し時間を伸ばしてみましょう。

5.チューブアシスト・プルアップ:懸垂の「軌道」を確認する

まだ自力で引けない場合でも、トレーニングチューブ(ゴムバンド)の弾力を使うことで、擬似的に懸垂を成功させることができます。 ここで重要なのは、筋力アップよりも「ゴムの助けを借りてでも、正しい軌道を身体に覚えさせること」です。

フォームが崩れては意味がないため、最初は強め(太め)のチューブを使うことをおすすめします。

チューブアシスト・プルアップのやり方とクリア基準

【やり方】

  1. セッティング
    • バーにチューブを括り付け、片足または膝をチューブの輪に入れます。
    • ※膝よりも「足裏」を入れた方が、ゴムが長く伸びるため補助力が強くなります(初心者におすすめ)。
  2. スタートポジション
    • 完全に腕を伸ばし、デッドハングの状態を作ります。
  3. 引き上げ
    • ゴムが縮む力を借りながら、身体を一気に引き上げます。
    • 背中が丸まらないよう、胸をバーに近づけるイメージで行います。
  4. トップ&リターン
    • 顎(あご)がバーを超えた位置で一瞬静止します。
    • 重力に負けてストンと落ちないよう、コントロールしながら下ろします。

【✅ クリア基準】

フォームを崩さず「10回 × 3セット」

SUZUKI20
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慣れてきたら、徐々にチューブの強度を弱く(細く)していきましょう。

6.ネガティブ・プルアップ:懸垂の「実践筋力」を養成する

人間の筋肉は、重りを持ち上げる時(短縮性収縮)よりも、重りに耐えながら下ろす時(伸張性収縮)の方が、約1.2~1.4倍強い力を発揮できるという特性があります。 つまり、「まだ身体を持ち上げることはできなくても、ゆっくり下ろすことならできる」のです。

この特性を利用して、自重という高負荷に筋肉を慣れさせ、懸垂に必要なパワーを養います。

ネガティブプルアップのやり方とクリア基準

【やり方】

  1. トップポジションを作る
    • 台を使い、一気にトップポジション(顎がバーの上にある状態)を作ります。
    • ※ここは自力で上がる必要はありません。
  2. 耐えながら下ろす
    • 重力に逆らうように、ブレーキをかけながら「5秒~7秒」かけて身体を下ろしていきます。
    • 途中でストンと落ちないよう、一定のスピードを保つのがコツです。
  3. フィニッシュ
    • 腕が完全に伸び切る(デッドハングの状態)まで、力を抜かずに耐え切ります。

【⚠️ 重要:疲労管理について】

これが最も懸垂達成に直結するトレーニングですが、筋肉へのダメージが非常に大きいです。 毎日行うのではなく、1日~2日おきに行うなど、疲労管理に十分注意してください。

【✅ クリア基準】

「7秒」かけて下ろす × 5回 をコントロールして行えること

SUZUKI20
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これができれば、自力での懸垂1回は目前です!

PULLUX「1.0」で懸垂1回の「挑戦権」を獲得

では、いつになったら懸垂1回に挑戦するのか。その目安はPULLUXが「1.0」を超えた時です。

PULLUXとは、あなたの懸垂力を可視化する指標で「筋力」を「体重」で割った数値のことです。

以下の記事を確認してましょう。

もし、「1.0」を超えても達成できないときは「技術不足」の可能性

筋力はあるはずなのに上がらない」場合、原因はパワー不足ではなく「技術不足」にあります。

せっかくのエンジン(背中の筋力)を、タイヤ(身体)にうまく伝えられていない状態です。その場合は、焦らず以下のステップに戻って修正しましょう。

  1. 初動の再確認:
    • ステップ2のスキャプラプルアップを見直し、最初のスイッチが背中に入っているか確認する。
  2. 軌道の修正:
    • ステップ5のチューブアシストプルアップに戻り、力が逃げない「垂直~やや後傾」の軌道を身体に覚え込ませる。
SUZUKI20
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PULLUX 1.0は「合格通知」ではなく、あくまで「挑戦権」です。ここからは、技術という鍵を使って、1回の壁をこじ開けに行きましょう。

まとめ

ここまで、懸垂を0回から1回にするための具体的なロードマップを説明してきました。

正しい手順で階段を登れば、身体は必ず応えてくれます。改めて、私たちが登る6つのステップを確認しましょう。

  1. デッドハング:懸垂を行うための「土台」を構築する
  2. スキャプラ・プルアップ:懸垂の初動の「感覚」を取得する
  3. インバーテッド・ロウ:引くための「基礎出力」を強化する
  4. トップホールド:最後まで「引き切る力」を養成する
  5. チューブアシスト・プルアップ:懸垂の「軌道」を確認する
  6. ネガティブ・プルアップ:懸垂の「実践筋力」を養成する

焦らず、しかし着実に積み上げてください。 このロードマップは、1日でクリアできるものではありません。「できない」と嘆く必要はありません。今の自分に必要なステップに戻り、そこを埋めればいいだけです。

SUZUKI20
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さあ、準備は整いました。 この記事を閉じたら、まずはステップ1の「デッドハング」から始めてみてください。

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